ぽっぺん先生ブーム再燃?
図書館帰りにはいつも喫茶店でコーヒーを飲むことにしています。そしてコーヒーを飲みながら、借りてきた本を少しだけ読む・・・。なんだかリッチな気持ちになれる気がして素敵です。
さて、今日借りたのは「Pの密室」島田荘司、「ぽっぺん先生の日曜日」舟崎克彦、「アラビア夜の種族」古川日出男などですが。
明らかに二番目が浮いてますね。ま、かまいませんけれど。そして画像もぽっぺん先生です。

ストーリーにさらりと触れると、38歳独身で母親と二人暮しの冴えない助教授であるぽっぺん先生がなぞなぞの本の中に吸い込まれてしまうという物語。よそのぽっぺん先生サイトを見てみたら「中年おっさん版不思議の国のアリス」と評されていてうまいもんだなと感心してしまいました。

ところで最初のぽっぺんブームは十年ちょい前の小学生のころです。それにしても、よくもあの暗ーい物語を読んで心にトラウマができなかったものだと感心してしまいます。でもこの後の「ぽっぺん先生と笑うかもめ号」だけは読んだその夜に怖い夢を見たなぁ。再読するときはどんな受け取り方をするのか今から楽しみであり、怖くもあり・・・。

とはいえ児童文学とは思えないほどの痛烈な皮肉が今の私には逆に面白くもあります、逆に大人になった今のほうが面白いなーと思ってしまいました。

今思うと私の助教授との最初の出会いはN大学の工学部助教授や、小説家を親友に持つ犯罪心理学(だっけ?)の助教授ではなかったのですね(笑)。

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