雪野紗衣 著・角川ビーンズ文庫

名門ではあるが貧乏な家のお嬢様・秀麗が、男色家で一切政治をしようとしない馬鹿な国王の教育係として仮の妃となり後宮に入る。そして次第にある陰謀が姿をみせはじめ・・・。

老いも若きもそろいもそろって有能ハイパワー、かつ美形&元美形。それでもテンポのよさとキャラの魅力で大まかカバー(笑)。

なにより出てくるジイさん’s がとても魅力的でした。ヒロインたちの話もいいのですが、やはり年の功といいましょうか長い人生を経たからこそだせる渋みに勝る物は無いのですよ。

金子みすずの詩集を買うつもりが見つからなかったのでその腹いせとして一気に読んでしまった(われながら厄介な客よのう)この作品、まともに読んだのは今回が初めてなんですよね。

実を言うとこのシリーズは発売当初から名前も知っていたし、ぱらぱらと読んでいて、面白いじゃないかと目をつけていたのです。しかし買う機会を逸していまいました。だってこの4月からアニメが始まってしまったのですもの。

天邪鬼な私はアニメ化によってこの作品を買ったのだと店員に思われるのが個人的に嫌いなのでアニメがやっているうちは決して買わないというポリシーを持っております、ということは再び一気の立ち読みですか?

思い返せば鋼錬も、ハチクロもそれで買いそびれましたよ。

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