コーヒーもう一杯 2

「コーヒー」の文字だけで買った第1巻から、はや数ヶ月。知らないうちに第2巻が出ていたので即時に入手。

毎回ストーリーのどこかにコーヒーが登場するオムニバス形式の作品です。作者自身がかなりのコーヒー通と思われ、入れ方や喫茶店などへのこだわりも途中に挟まれているコラムにかかれております。また実際にコーヒーの入れ方を語っているシーンもあって勉強になります。あー、コーヒー飲みたくなってきたなぁ。

全部というわけではないですが多くの作品が「過去」に失ってしまったものを「今」という場所からひっそりと懐かしんでいるような気がします。その懐かしむ気持ちというものがコーヒーのようなほろ苦さを伴っているのでしょうね。

ちなみに一番のお気に入りは第1巻収録の「探偵物語」。あるかなきかの如きラブストーリー要素と、台詞回しが秀逸でした。