今さらながら、いい加減にピンク色(アンジェリーク)の世界から抜け出さないと脳みそが腐るなぁーと思うようになってきました。
というわけで最近ご無沙汰していた花村萬月に立ち戻って見ました。初めて萬月に出会った高2の私は、あまりのエログロ&血みどろな内容にドン引きしたものですが慣れれば逆に爽快感(笑)。そして決して軽くないテーマなはずなのに、エンターテイメント性があり、深刻になりすぎない読後感も悪くないです。
本当は名作「二進法の犬」を読むつもりでしたが、ページ数&内容が厚すぎるため、もう少し軽いものから慣らしていきましょうか。
修道院が経営する、施設で暮らしているハーフの少年イグナシオは、15歳のある日友人の少年をバットで撲殺する。修道女の文子はそれを目撃するが「人を裁いていいのは神だけです。」
↑
という感じの作品紹介でしたが、宗教色は皆無では無いものの、そう前面にも出てはおりません。それが濃いのは芥川賞を獲った「ゲルマニウムの夜」シリーズでしょう。
やはり目に付くのは萬月作品につきものの、過激な暴力とセックスシーン、ヤクザや人種問題などです。「イグナシオ」は代表作とはいえませんが、私はイグナシオ君のちぐはぐさが結構気に入っています。
すさまじい暴力衝動を抑えきれず、自分を襲おうとしたゲイの男を撲殺してしまいますその殺し方たるや大変な物でした。かと思えば好きな女の人にバカにされ、かっとなって絞め殺そうとした挙句、すぐにそのストレスに耐え切れなくなり急性胃潰瘍になって吐血してしまうなんて・・・おバカでかわいいじゃありませんか。
というわけで最近ご無沙汰していた花村萬月に立ち戻って見ました。初めて萬月に出会った高2の私は、あまりのエログロ&血みどろな内容にドン引きしたものですが慣れれば逆に爽快感(笑)。そして決して軽くないテーマなはずなのに、エンターテイメント性があり、深刻になりすぎない読後感も悪くないです。
本当は名作「二進法の犬」を読むつもりでしたが、ページ数&内容が厚すぎるため、もう少し軽いものから慣らしていきましょうか。
修道院が経営する、施設で暮らしているハーフの少年イグナシオは、15歳のある日友人の少年をバットで撲殺する。修道女の文子はそれを目撃するが「人を裁いていいのは神だけです。」
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という感じの作品紹介でしたが、宗教色は皆無では無いものの、そう前面にも出てはおりません。それが濃いのは芥川賞を獲った「ゲルマニウムの夜」シリーズでしょう。
やはり目に付くのは萬月作品につきものの、過激な暴力とセックスシーン、ヤクザや人種問題などです。「イグナシオ」は代表作とはいえませんが、私はイグナシオ君のちぐはぐさが結構気に入っています。
すさまじい暴力衝動を抑えきれず、自分を襲おうとしたゲイの男を撲殺してしまいますその殺し方たるや大変な物でした。かと思えば好きな女の人にバカにされ、かっとなって絞め殺そうとした挙句、すぐにそのストレスに耐え切れなくなり急性胃潰瘍になって吐血してしまうなんて・・・おバカでかわいいじゃありませんか。
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