女性州牧の紅秀麗は、流行をみせる奇病の解決と、姿を消した影月を探すため、急遽茶州へ戻ることに。しかし茶州には、秀麗が奇病の原因だという「邪仙教」の教えが広まっていた!「もしも自分のせいなら、私は―」密かに覚悟を決める秀麗。そんな彼女を、副官の燕青や静蘭も必死で守ろうとするけど!?迫り来る病、そして邪仙教との対決は!?

現在6時前、仮面ライダーが始まる前には読み終わるはずです。

この巻から、異能の一族が敵として出てきましたが、あんまりそっち方面にはいかないで欲しいですね。ファンタジーと政治と
二方向で話が進むと混乱しそうだし(ただでさえ、キャラが増えまくりなのに・・・)。

本来は奇病から人々を救うために奔走する秀麗と、彼女の同期で同じく州牧でもある影月の秘密とその運命についてがメインなのですが、敢えて横道に逸れてみたり。

物語の中で、彩八仙と呼ばれる仙人達が何度か登場しています。彼らは建国当時から数百年もの間、市井や王宮でそれぞれ、人に紛れて暮らしていきます。

長く生きれば、その分だけ人の醜さや愚かさを知っています。だから八仙は人間嫌いが多いみたいです。
けれどそんな八仙たちも時に、かけがえのない出会いをすることがあります。現在八仙のうち三人が登場し、それぞれの出会いや別離を経験しています。

自分達よりも必ず先に逝ってしまう大切な人達を思う八仙の面々に、ノックアウトされてしまった次第であります。

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