ベルカ、吠えないのか?
2006年9月11日 読書
読んでも読んでも終わらないような感覚に襲われた作品でした。すっごい体力消耗したのに、なんでこれだけしかページが進んでいないんだ?なんてこともしばしば。
あらすじ
始まりは第二次世界大戦、日本が敗戦の兆しを見せ始めた頃。日本軍が占領した太平洋に浮かぶ、アメリカ軍の基地には日本軍に属する4頭の軍用犬が置き去りにされた。その4頭の血を受け継ぐ多くの犬たちが、人間や時代に翻弄されながらも生き、そして死んでいく。
また、21世紀も間近のロシアでは日本人ヤクザの娘が人質となり、老人と奇妙な共同生活を送ることになる。
あらすじを書いたところでなんともなりません。本当にいろんな犬が出てきました。マフィアの犬になったり、アラスカで犬ぞりレース用の犬になったり、ある時は同じ祖先を持つ犬同士で対立する国の軍用犬として戦ったり。
ただ、どこにいても、どれだけ翻弄されても犬は自分の矜持を持って己の生を貫いています。それがかっこいい。時折、何かのきっかけで「犬の血」が目覚める場面があります。その迫力たるや見ものです。
そして全体的に犬たちに関わる人間の多くは、愚かで滑稽な姿で描かれていますが、唯一の例外が老人とヤクザの娘です。馴れ合ったりはしないけれど、犬を通して何かを共有し手いる感じで。この老人も凄くかっこよかったですね。
一番印象的だったのはこれ。20世紀半ば、地球に生きる全ての種にとって、そして犬にとって歴史的な瞬間が訪れました。
その瞬間犬たちは、「何か」を感じて空を見上げます。
その一連の場面は頭の中で鮮明にイメージできました。そしてゾクッときました。
でも読むの疲れました・・・。
あらすじ
始まりは第二次世界大戦、日本が敗戦の兆しを見せ始めた頃。日本軍が占領した太平洋に浮かぶ、アメリカ軍の基地には日本軍に属する4頭の軍用犬が置き去りにされた。その4頭の血を受け継ぐ多くの犬たちが、人間や時代に翻弄されながらも生き、そして死んでいく。
また、21世紀も間近のロシアでは日本人ヤクザの娘が人質となり、老人と奇妙な共同生活を送ることになる。
あらすじを書いたところでなんともなりません。本当にいろんな犬が出てきました。マフィアの犬になったり、アラスカで犬ぞりレース用の犬になったり、ある時は同じ祖先を持つ犬同士で対立する国の軍用犬として戦ったり。
ただ、どこにいても、どれだけ翻弄されても犬は自分の矜持を持って己の生を貫いています。それがかっこいい。時折、何かのきっかけで「犬の血」が目覚める場面があります。その迫力たるや見ものです。
そして全体的に犬たちに関わる人間の多くは、愚かで滑稽な姿で描かれていますが、唯一の例外が老人とヤクザの娘です。馴れ合ったりはしないけれど、犬を通して何かを共有し手いる感じで。この老人も凄くかっこよかったですね。
一番印象的だったのはこれ。20世紀半ば、地球に生きる全ての種にとって、そして犬にとって歴史的な瞬間が訪れました。
その瞬間犬たちは、「何か」を感じて空を見上げます。
その一連の場面は頭の中で鮮明にイメージできました。そしてゾクッときました。
でも読むの疲れました・・・。
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