まずはあらすじ
現実主義者の女子高生ニキと幼馴染のユウリは、土の妖精ノームを助けたことがきっかけでどのすべての言語が理解できる上にタイムスリップまでできる指輪をもらってしまった。二人は恐竜時代やルネサンス全盛のイタリアへと迷い込んでしまう。

メインはイタリア編、登場人物は歴史に悪名高いチェザーレ・ボルジアと彼の周辺の人々の物語です。恥ずかしながら一度読むだけで全て理解できませんでした。かなりの情報量があり、よく調べてあるなぁと感心してしまいました。

チェザーレの冷徹さや悲しさとは対照的な、川原作品特有のほのぼのキャラの主人公二人のおかげで堅苦しくなりすぎずに読むことができますね(それくらい骨太な歴史モノの仕上がりなのです)。

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