「コタロウ君、自分たちの仕事ぶりについてどう思う?」「兄君が悪者を退治して大活躍だよね!」「…そうね。それで、倉庫ふたつと、隣接するビルの一部を壊したわよね」「正義にギセイは必要なんだよ!」「…実はあたし『カンパニー』の始末書連続提出記録を更新中なの。コレも護衛のアナタたちのおかげよねぇぇぇ」「えへへ、それほどでもないよ!」「くぅぅ、皮肉も通じないのか、こんのお気楽極楽吸血鬼兄弟っ!!」これは人間と吸血鬼間に起きたトラブルを処理する若き調停員・葛城ミミコとその護衛たる吸血鬼の兄弟、望月ジローとコタロウの活躍を描いた物語…のハズです…。新感覚吸血鬼ストーリー、労働とハードボイルドの短編集第2弾。

短編集第2巻です。今回は私がはまった、見た目は子ども、中身は大人(というか数千年の時を生きる大吸血鬼)「東の龍王・セイ」が望月兄弟とゲームをする話が収録されていて、嬉しかったです。・・・というか中身もバッチリ子供だし(笑)。

それから過去編も最後に一本書下ろしで入っています。なんだかオーフェンみたいですね。
それはともかくとして、ちょっとシリアスな話とか、ラブコメ要素抜きの話はすんなり読めるのですが、あざのさんのラブコメ話は肌に合わないようです、うーむ。
昔はラブ話ばっかり期待していたのですが、好みってのは変わるものですね。

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