軍鶏 (7)

東大合格確実と言われていた少年リョウ。ある日突然、彼は実の両親を殺害した。少年院で過酷な仕打ちに耐える日々が続く中、リョウは黒川という男と出会い、空手の道へと飛び込んでいくことになる。

第1巻はかなり衝撃でした。少年院での描写はかなりエグイです。このマンガは一体どういう方向へ行くのか不安になるほどでした。1巻の終わりで黒川と出会い空手を習うあたりから、格闘マンガだとわかって安心しました。

んで、現在12巻まで読んだわけですが。3巻以降からは、少年院を出て番竜会という空手組織の最強の男・菅原直人と対決するまでが描かれております・・・。
どうやらこの後中国編になるみたいですな。

主人公リョウは、めっちゃ悪です。暴行は勿論のこと、ヤクザの用心棒っぽいことから強姦までやっちゃてます。けれど強くなるためにはとことんストイックで、その辺のアンバランスな感じがいいのではないでしょうか。

とかいっておいてなんですが、一番好きなのは痛そうだけど説得力のある格闘シーンと、なんだか楽しげな修行シーンだったりします。それと1冊が10分で読めてしまうセリフの少なさもいい感じです。