また、画像がないっすねぇ。

引用で恐縮ですが、一応あらすじ
春になると桜が一斉に咲き乱れる女子高・櫻華学園。その学校には春になると演劇部がチェーホフの「桜の園」を公演するという伝統がある―。そして演劇部に所属する4人の少女達の十代特有の心情が連作形式でつづられていく・・・

吉田秋生さんというと、ハードアクションの傑作『バナナフィッシュ』で大号泣した記憶がありますが、このようなしっとりした良作も描いていたのですね。
読んで思ったことは、キャラの心情を読者に伝えるのが非常に上手なマンガ家さんだということです。

この作品では、少女特有の葛藤がテーマになっております。恋だったり、女性という性だったりと様々ですが、現役の十代の人もかつて十代だった人も、女性ならなんとなく共感できるんじゃないのでしょうか。

ともすれば文学くさい、おかたいマンガになりそうですが、そうならないのはやっぱり、作者の技量のなせる業です。

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