妹が買っていたマンガです。半年以上も前から存在は気づいていたんですけども、なぜかずっと放置しておりました。全12巻一気読みできるくらい、面白かったです。

ではあらすじ
 成田初(はつみ)は、社宅暮らしの高校1年生。ある日、幼なじみにして天敵でもある橘亮輝に弱みを握られてしまい、彼の命令に従う奴隷になれと迫られる。
 時を同じくして子供の頃に引っ越してしまった、もう一人の幼なじみの梓が社宅に戻ってくることになった。梓に惹かれ始める初とは裏腹に梓には何か思惑がある様子だった。
 また初の兄・凌(しのぐ)は亮輝や梓の存在によって、妹への想いを自覚するようになる・・・。

 要するに、いろんなタイプの男性に囲まれる主人公の恋愛と、登場人物たちの異なる家庭の事情が絡み合って生まれる愛憎劇(笑)と言ったところでしょうか。

ちょっと気になったのは、物語り後半で主人公と本命の男性が考え方の違いから、思いっきりすれ違ってしまってからの展開です。互いに歩み寄ったりとか、なぜ相手がそのように考えるのかとか、等々のアプローチはなく

>んなこと言われたって好きなものは仕方がないじゃん
と力技でごり押ししたところです。ラストはもう少し、ひっぱてもよかったかなと、思いました。

ちょっとだけ、キャラの感想も書いてみました。
 奴隷命令を下した亮輝ですが、金持ち・秀才・俺様キャラと三拍子そろっていますが、恋愛に関しては、その的はずれっぷりが笑えます。故に私は好きです。バカな子ほど愛しいというかなんと言うか・・・。
 もう一人の幼なじみの梓は、後半のほうが魅力的でした。初に好意はもっていても、一歩引いた所から見ているというスタンスがよいです。

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