夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録
2007年11月9日 読書 コメント (2)
心理学者でもある著者が、ナチスのユダヤ人収容所で実際に体験した出来事を、心理学手法による考察を元に書いた記録。
著者の体験記のほかに、ナチスが収容所で行った数々の行為についての解説と、収容所で撮影された写真が掲載されていました。
特に写真は・・・百聞は一見にしかずとは言ったものです・・・上手くいえませんがショックでした。
そして本編、先に述べた解説や写真と違って、淡々とした語り口調だったので時間はかかったものの、落ち着いて読むことが出来ました。
人間としての全てを奪われ、過酷な労働や暴力によって死と隣合せの絶望的な環境にある人々。そのような状況であっても、仲間とともに夕日を見ていた、ある一人の囚人が「世界ってどうしてこう綺麗なんだろう」とつぶやく。
この部分を読んだとき、泣きそうになりました。
その一方で人間として心や体が蝕まれていく様、ナチスの人間による様々な行為、そして多くの人々の死についても語られています。
人間の残虐さと同時に、強さも描いている点がこの本のすごい点なのだと思います。
なんだか上手くいえないのが歯がゆいです(泣)。
著者の体験記のほかに、ナチスが収容所で行った数々の行為についての解説と、収容所で撮影された写真が掲載されていました。
特に写真は・・・百聞は一見にしかずとは言ったものです・・・上手くいえませんがショックでした。
そして本編、先に述べた解説や写真と違って、淡々とした語り口調だったので時間はかかったものの、落ち着いて読むことが出来ました。
人間としての全てを奪われ、過酷な労働や暴力によって死と隣合せの絶望的な環境にある人々。そのような状況であっても、仲間とともに夕日を見ていた、ある一人の囚人が「世界ってどうしてこう綺麗なんだろう」とつぶやく。
この部分を読んだとき、泣きそうになりました。
その一方で人間として心や体が蝕まれていく様、ナチスの人間による様々な行為、そして多くの人々の死についても語られています。
人間の残虐さと同時に、強さも描いている点がこの本のすごい点なのだと思います。
なんだか上手くいえないのが歯がゆいです(泣)。
コメント
コメントありがとうございます。
私もこの本を読むまで、ナチスが実際に行ったことに対して曖昧なイメージしか持っていませんでした。
強制収容所だけに限らず、戦争というネガティブな出来事に対しての、無関心さというか拒否感があったのだと思います(猛省しました)。
関係ない・・・じゃ済まされないことですよね。