スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だった―。史上最強の斑は過去四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、斑に挑戦することはすなわち、死であると言われたその斑に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹の痩せた白猫だった―。そんな幽と焔が出会ったとき、物語は始まる…。

舞台は人間が作った宇宙コロニー、。しかしそこに人の姿は無く、猫とロボットだけが暮らす世界だった・・・てな感じですか?

スカイウォーカーとは地球儀と呼ばれる惑星(もちろん地球)へ行こうとする猫のことです。
ところがこの世界では地球儀とは死んだ魂がたどり着く場所だとされています。そしてスカイウォーカーは大集会と呼ばれる宗教的集団によって迫害されています。

キリスト教推奨の天動説とガリレオの地動説の関係ですね。
「それでも地球は回っている」ならぬ「僕はどうしても生きて地球儀に行きたい」という話。

前編にあたる焔の章は、焔(ほむら)と呼ばれる白猫がスカイウォーカーの幽(かすか)と出会う話。
二匹の他に、焔を追いかける子猫の楽(かぐら)や、人型ロボット・クリスマスなどのキャラの紹介メインで物語りは進んでいきます。

表紙と内容があってません、カワイイとは思うんですけどね。

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