キッチン (角川文庫)
2009年12月15日 読書唯一の肉親であった祖母を亡くし、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居することになったみかげ。日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさに彼女は孤独な心を和ませていくのだが…。
表題作とその続編、そしてデビュー作の3作品が収録されている吉本ばななのデビュー作です。
どの物語も、家族や恋人の死と、そこから立ち直っていくというのがテーマです。思っていたよりも軽めの文体で読みやすかったです、後味もいいし。
あとは「キッチン」を読んでいるとその中に出てくる、料理が美味しそうでお腹がすいてきました。
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